好きです。


「つばさ!何回言ったらわかるんだ!!」

「…っ!」


何度も殴られ、

暗い所に閉じ込められることも…


それがトラウマで、

暗い所が嫌いになった。


でも…


「翼!大丈夫か?!」

「慧…」


いつも慧が助けてくれた。

それがすごく嬉しかった。


だから……


今も…慧…が、


助けに来て…くれる。





意識が薄れていく…。


このまま、

死んじゃうのかな…。


そう思ったとき…


「…ばさ!つばさ!」


慧の声…


「…やっぱり…来て、くれた…」


そして、私は意識を失った。


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