恋の味【更新中】


スカートは少しだけ短めだが、とにかく、昔感じていた『かわいい』とは全く持って違う、『うつくしい』部類になっていた。



ー…どうしよう。


ドキドキして、胸が苦しくなって、何とも言えない感情が込み上げる。


嬉しかった。

嬉しかったけど。



白雪は昔のままの白雪ではない。

そんなことはとっくに分かっていて、覚悟して東京に来たつもりだったが、やはり夏樹にはとても辛いことであった。


「白雪いぃ」




目に涙が浮かぶ。





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