私は確かに愛してしまった
慣れと罪
「ありがとうございました」

ふぅと一息。


あの変なお客様が来店してから3週間がたった。


私はいつも通り、夜の蝶としてネオン街を舞う。


「詩唄ちゃんお疲れさま」


「お疲れさまです、マネージャー」


「下田さん、最近よく来てくれるみたいだね。よっぽど詩唄ちゃんが気に入ってるんだね」


「そうなら…ありがたいです」
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