sunshine of my life-切ナイ恋物語-

最初はとても幸せな夢をみた。



安心していたからだろう。
とてもぐっすり
深く眠っていた。




暖かい優しい空気の中で
俺とまゆが幸せそうに微笑んでるような夢。



でもそれが
少しずつ暗い空気になり
幸せそうだったまゆの顔が
俺を睨みつけている。




「あんたなんて好きじゃない」
「あんたなんて好きじゃない」
「あんたなんて好きじゃない」



ずっと連呼させて
気づけばまゆは
知らない男と一緒に
知らない方角へ向かって行ってしまった。

男の顔は暗くて見えなかった。



まゆ…
まゆ…
まゆ…!!!



いくら叫んでも
まゆは振り返ってはくれない。



なんで…
また1からやり直そうって誓ったのに…



そう思い、目が覚めた俺の目から
涙がこぼれていた。



< 308 / 315 >

この作品をシェア

pagetop