sunshine of my life-切ナイ恋物語-
ここで戻らない選択もあったのに、
言われた通りに戻ってしまう私は、本当に意志が弱い。




拓人の家に着いてからは、
ずっと宥められて、
必死に説得してきて、
いつもの拓人だった。


こんな風に言われたって
もう決定してることなんだから
納得せざるを得なかった。


私は終始ムスっとしてたけど
拓人がご機嫌取りに
たくさんキスをして
いつも以上に強く抱きしめてくれた。



それで機嫌が直ってしまう
私も私なんだけど。





そして3日後、拓人達はバイクで北海道に旅立ってしまった。





北海道行きを怒ったのは
拓人が何の相談もなく勝手に仕事を辞めたのと、
バイクで行く事が心配だったから。
また知己の時みたいなツライ思いをするのが嫌だった。





私は無事に帰ってくるのを
ただ、祈るしかなかった。




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