狂気の王と永遠の愛(接吻)をイメージ画集とつぶやきの場

10/11 仙水とアオイ⑨

「…当然です。何かあっては困ります。しかし…」


「キュリオ殿に負けるわけにはいきません。アオイさん、今夜は私の部屋にお泊りください。貴方がお嫌なら…何もしないと約束します」


手を握り…悲しそうな瞳を向けてくる仙水にアオイは視線を泳がせてしまう。


「え、えと…」


(…センスイ先生なら私の嫌がることはしないはず…でも、お父様が嫌がることはしたくない…)


「アオイ、何を迷う必要がある。そのように不埒な事…私が許すわけがないだろう」


はっきり断らないアオイに苛立ちを見せるキュリオ。すると…


「では申し上げますが…そんな不埒な事を貴方はアオイさんにしたのですか?」


「…貴様と一緒にするな。私たちは親子だ。安心・安全・健全だ」


「あ、あんしん…あんぜん…けん…、ぜん…?」


「…呆れた…」


目が点になっているアオイと対照的な仙水。彼は毒づくように吐き捨てた。


「では証明していただきましょう」


「え?」


「…何をだ」


今度は仙水の提案に目を丸くするアオイとキュリオ。

程なくして場所を移動した三人だが…


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