キスをお先に、頂きました
「すごく似合ってる。可愛い」
「ありがとう…」
栞菜はいつもと少し、様子が違った。
なんでだろう。私が違うからかな。
このギクシャクした感じ…。
そんな時、鋭い寒さが襲う。
「……もしかして、雪、降ってる?」
やけに静かな外では、白いものがぱらぱらとしている。
私が栞菜に、そう尋ねると、
「そう!雪がいま降ってるの!
ホワイトクリスマスになったみたい」
ホワイトクリスマス、か。
興奮する栞菜を見て、切なくなる。
親友が嬉しい想いをして、なに嫉妬してるんだろう。
私、本当に醜い。