キスをお先に、頂きました
さっき、私の頬にキスをしたのは、無意識の遥葵。
――そして今のキスは、完全なる確信犯だった。
さっきまでの初な遥葵はどこへ行った。
「……俺も、朱加にもうクリスマスプレゼントもらった」
…キス、が?
「今年のクリスマスは、朱加をもらった」
「…私はモノじゃないよ」
「……モノをここまで好きにはならないよ」
「…っ!」
遥葵は私の手を握りながら、もう一度、
私に小さなキスを落としてきた。