イケメンヤンキーに愛されて

「ちょ、ちょっと、龍樹君がかわいそうじゃん!」

翔君の腕をつかんで反論すると、翔君は腕と足をくんでこう言った。

「はぁ?龍樹、ここ座りたい?俺、ここ座っててもいいよな?」
「あ、あぁ。いいよ。お二人で座ってよ」
「え、ちょ、龍樹くん!?」

あたしの焦る声もむなしく、いつの間にかソファに座っているのは二人になっていた。
< 68 / 281 >

この作品をシェア

pagetop