君の声が聞きたくて
恋の始まり


転校してから1週間が経った。

少しずつ学校にも馴染んできた。

そんな時…

「あー彼女ほしい。誰かおらんの?」

近くで話していた男子がそんな事を言い出した。

私はその人を見て、

『あ…なんだろう…』

不思議な感覚だった。

まだ話したこともないのに。

何の関わりもないのに。

この人だって思った。

おかしいんじゃないの?って思う。

でもこれが、恋の始まりだなんて

今は自分でも信じられなかった。
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop