偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
「私には彼氏が居ました。部長に靡かなった理由は一目瞭然です」

きっと彼は欲しいと強請れば何でも手に入れるコトが出来たのだろう。

この世の中には手に入れられないモノがあるコトを知らないのだ。


その傲慢な態度が腹が立つ。



御曹司の部長には貧乏人の苦労など理解出来ないと思う。

皆のように玉の輿に乗るシンデレラ婚に興味はなかったけど。
お金の為と割り切ればいいのか。
でも、私は部長に一言言いたい。

「私は仕事の上では尊敬していますが、男性としての貴方はスキではありません」



彼の瞳には切ない光が宿る。でも、瞬きして開いた瞳には強引に奪おうとする男の獰猛な光が見えた。

甘美な彼のキスは身体の奥に隠れ潜む女の部分が引きずり出す。

「嫌な男…」

「本当にマジで可愛くない女」

私は可愛くない女だ。

「なら、他の女にすればいいんですよ。部長」

「ヤだね」

部長は駄々っ子のような拗ねた表情を見せた。少し気を緩めると私よりも大きいクセに小さな子供に見える部長にドキッする。

彼は気の抜けない相手。



彼は惚れさせて自分の征服欲を満たしたいだけで、彼は私をスキじゃない。
私は彼にとって今一番手に入れたい玩具。

スキなったら終わりなのよ。

私はお金の為、貴方とするんだからーーー・・・







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