偽装シンデレラ~キスの続きはオフィスの外で~
香取君を追い出したかと思うと、濱部部長は私のデスクの脇に台車に積んでいた段ボールを積み始める。
「これは何ですか?」
「あ…ネット向け会員のダイレクトメールだ。集荷を頼む」
「あ、あの…」
「何だ?」
「デスクの脇に置かれては、私が出られません」
「どければいい話だ。そう目くじら立てて怒るな」
「私は別に怒ってなど…」
やはり…彼の先程の謝罪には裏があった。
彼が来ると私の仕事のペースが狂ってしまうのは茶飯事だった。
「これで全部だ!!頼んだぞ」
私のデスクの脇に台車に載せた段ボールを全部積み下ろして、踵を返した。
「濱部部長!!台車忘れてますよ!!」
「あ…地味子。この台車は2階の資材庫にあったもんだ…返しておいてくれ」
「・・・」
営業部が忙しいのは判るけど、庶務課だって忙しいんだから。
私は内心プンプンしながらも、濱部部長の頼みゴトを訊いた。
彼は何れ会社のトップになる御曹司。
彼の同期だけど…唯の平社員の私は逆らうコトが出来なかった。
「これは何ですか?」
「あ…ネット向け会員のダイレクトメールだ。集荷を頼む」
「あ、あの…」
「何だ?」
「デスクの脇に置かれては、私が出られません」
「どければいい話だ。そう目くじら立てて怒るな」
「私は別に怒ってなど…」
やはり…彼の先程の謝罪には裏があった。
彼が来ると私の仕事のペースが狂ってしまうのは茶飯事だった。
「これで全部だ!!頼んだぞ」
私のデスクの脇に台車に載せた段ボールを全部積み下ろして、踵を返した。
「濱部部長!!台車忘れてますよ!!」
「あ…地味子。この台車は2階の資材庫にあったもんだ…返しておいてくれ」
「・・・」
営業部が忙しいのは判るけど、庶務課だって忙しいんだから。
私は内心プンプンしながらも、濱部部長の頼みゴトを訊いた。
彼は何れ会社のトップになる御曹司。
彼の同期だけど…唯の平社員の私は逆らうコトが出来なかった。