偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~

稜真side-

兄貴の子作り競争には参った。
俺はまんまと兄貴の口車に乗って奈那子に相槌を求める。

目を円くして驚く奈那子。

オフィスではクールな奈那子もプライベートでは表情が豊かになる。

俺は彼女の色んな顔が見たかった。

そして今…彼女は俺の腕の中に居る。

誰にも見せない彼女の別の顔が見たくて仕方がなくなった。

でも、それは偽装結婚のルールに反するコトで…

俺は困惑する奈那子の顔を見て『冗談だ』と言ってカラダを起こす。
偽装結婚だと言うのに…奈那子は嫌がって逃げ出そうとした。


――――俺は相当奈那子に嫌われているようだ。



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