偽装シンデレラ~続きはオフィスの外で~
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「俺はどうすればいいんだ?柾貴」
俺は秘書室に居る柾貴を3階の資料室に呼び出した。

「お前だって仕事があるだろ?俺だって仕事があるんだ。いちいち…仕事中に呼び出すな!!」
柾貴は俺の悩み相談に応じてくれない。

「奈那子を相手にしろって言ったのは柾貴だぞ!!」

「お前…やっぱり本気だったのか?」

「本気だけど…俺は奈那子に嫌われてる」

「嫌われるようなコトをするからだ」

「・・・」

「まぁ―どうせ…結婚したら同じ部屋で暮らすワケだし、稜真お前には起死回生のチャンスは幾らでもあるじゃないか…長期戦で地道を口説いていくんだな」

「長期戦?」

俺のモチベーションが持つかな?


「俺は戻るから…お前もキチンと引継ぎを済ませろよ」

「いつもありがとうな。柾貴」

「ふん。プレーボーイのクセにオンナ一人に何手こずってんだよ。全く」

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