悪魔の大罪
二章 傲慢と強欲
「真奈起きて朝だよ」

「ん…もうちょっと」

「そんな可愛い声出されたら我慢出来ないよ。それに、今日は学校とかいうのに行かなくちゃいけない日だろ?」

「がっこぉ……!!学校!」

頭の中が、学校という言葉を聞いた瞬間に霧が一気に晴れるように目が覚めた
そして、ベットの近くに置いてある目覚まし時計の時間を確認する。
時刻は7:50分をさしている

「完璧に遅刻だよッ~」

「仕方ない本来はこんな使い方をするものじゃないんだけどね…
真奈、今日だけ特別に学校という所まで送ってあげよう」

「ほ、ほんとに!」

「ほんとだよ。だから、落ち着いて仕度してくるといい」

レン君の言葉に焦る気持ちが消えた
悪魔とは思えない程器の広い方
本気に惚れちゃいそうです…



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