来世でまた…

階段を下りて、リビングの扉の前で愛猫ルイが伸びてるのが見えた。


「ルーイっ！おはよっ！」


「うみゃーっ！」


私に気づくとダッシュで私のところへ飛び込んできた。

…何気づつきみたいでいたいんだけどね、もはや慣れ(笑。


そんなルイと一緒にリビングへ入った。


「あらぁー、楓おはよう。あー、ルイちゃんも一緒なのね〜♡相変わらず可愛いわぁ〜」


こんな感じにゆるゆるな喋り方をするのが私の母、椿です。

そしてルイに溺愛しています。


「おうっ！やっと起きたか！楓、飯食うぞ！めしめしっ！椿まだかー？」


「あともう少しよぉ〜♪待ってねぇ〜」


あんな感じに机の前でご飯を待ちわびてる食いしんぼうが父の、桃樹だ。


で、私はいつも思う。あんなゆるゆるな人とどちらかといえば熱血系男子っぽい父がどういう経路で知り合ったのかと…


でも、あんな父でも私に陰陽術を教えてもらう時は頼れるし、何より尊敬できる人でもあるんだなー。(なんか癪にさわるけどね…


「朝から騒がしいのぅー」


「それはいつもですよ、春虎さん。」


奥の座敷からおじいちゃん、春虎とおばあちゃん、夏子がやってきた。


そして、おじいちゃんは暁月家の中で私の次に霊力が高いけど、実質私はまだ使いこなせてないからおじいちゃんの方が今は上かな？今はねっ‼︎