※クールな彼の笑顔にご注意下さい







「でもこれなら・・・アイツに泣かされるなら。」







「ま・・・待ってッ」






ボロボロの私にとって







「龍ヶ崎にとられるくらいなら・・・」







今は言わないで欲しい一言が







「俺が・・・」






「まっ・・・て・・・」







・・・私の意思とは関係なく







「ごめん、結愛。


やっぱり俺・・・結愛が好きだ」






優しく呟かれる・・・






「・・・ッ・・」






すがりたくなる


頼りたくなる





優しすぎる何もかもが





私の涙腺をまた刺激する





「もう・・・バカ・・・」








流輝の気持ちを初めて知ったあの日から









もう半年以上は経ってるのに・・・








貴方はまだそう思ってくれていたの・・・?






「りゅうきバカ」






「知ってるよ。自分でも思ってる」






「バカ・・・」






「知ってる」






「・・・バカ」






「結愛」







「・・・ばか・・・ッー」







連呼する私の口を塞ぐようにして重なる唇





キスーーー







流輝としてしまった・・・・イケナイコトーー





< 259 / 352 >

この作品をシェア

pagetop