虹色の騎士団
祈りの歌を思い出した
日向の中で…

舞乙女の力が
一瞬開放されてしまう…。

舞乙女としての魂を封印されている日向には
起こり得ない事だ。

だが…その一瞬で、
災厄の放った
『魔なる者』が日向の存在を感じとり、
襲撃した…。

長年、こういう時の為、日向の住む家を守って来た『結界』が

まさか同じ日に弱まってしまうとは…

まさに、今夜起きた事は
誰にも予想のつかない
『あり得ない事態』だったのだ…。


「だけど…事は起きてしまった…。

彼方…僕は………」

「大丈夫だ…
あんな事は、二度と起こりようがない…。」

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