虹色の騎士団
「日向…!!」

「うるさい!黙ってろ!」

そう怒鳴り、もう一度唇を付ける。

上手く出来てはいないと思うけど…。

とにかく、驚いてる真宵の顔を、左右の手のひらで挟み…。

凜と未来にされたみたいに、何回もキスをした。

唇を離した後は、真宵の頭を胸に抱え、ぎゅっと抱きしめる。

…身長は負けてるけど、オレ、いつの間にか膝立ちしてたし…。

いや…そんな事、どーでもいい!!

「なんだよ!!こんな事で悩むなよ!!!

つーか!こんなに悩む前に言えよ!!!」

「………。」

「オレは、お前も凜も未来も兄貴も先生も!!
皆、大好きなんだ!!!

大好きな奴が、こんな…辛そうに悩むなら…

キス位、いっくらでもしてやる!!!」

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