虹色の騎士団
あっさりと投げ飛ばされた勇武が
必死で身体を起こして顔を上げると、

立ち上がったまま、未来が不敵な笑みを浮かべる。

「まーったくぅ…。
本家にそんな妨害した所でー
敵うと思ってんのー?」

本家??

驚いてるオレ達の前で片方の腰に手を当て、未来が説明しだす。

「つまりー勇武の外見はー、
昔のぼくの真似してんだよねー。」

「……はい?」

聞き直したオレを見て、勇武が床にうつ伏せになり、頭を抱える。

「日向も見たでしょー?
ぼくがスタントやってる映画。

あの中のシーンでー、
少年が悪魔を崇拝する教団に捕まるーって設定があってさー。

そのシーン、
アクションばっかだったもんだからー、
アップ以外は、殆んどぼくがやってたんだよねー。」

…あったっけ…?

「…多分、そこに行く前に大騒ぎになって、
俺達は見ていないと思うぞ…。」

凛が少し考えてから言うと、真宵も頷く。


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