冷たいあの人は、私の旦那様です。
「あなたの大切な人は、嫉妬深いよ?
すぐ泣いちゃうし、疑っちゃう。
それでも、
まだ…
そばにいてくれますか?」
「それ、聞くまでのことか?
嫉妬深いのは、俺のほうだよ。
さっき言っただろ。
俺、家に閉じ込めたいくらい大切な人なんだよ。
まぁ。
そんなことしたら、悲しむからしないけどな。
俺こそ、そばにいてくれますか?
って聞きたいんだよ。
いや、そばにいてください。これからも。」
私は、
溢れ出す涙を堪えながら、
「はいっ!」
って答えた。