【完】1日遅れのクリスマス
「何で入っちゃいけねーんだよ!」
「あたりまえでしょ?! なに言ってんのよ」
「なに言ってんだは俺の台詞だ! なに考えてんだよ、姉貴っ」
「そんな大声出さない! 響くっていってるでしょう!?」
くっ……!
姉貴にそう言われて、ドア越しに口論する声を弱くする。
姉貴も十分に声張り上げてるけどな……!!
なんて、頭のなかで反論しつつも
「姉貴、頼むから開けてくれって」
そう言って、扉に額をくっつける。
心配なんだよ。
奈南の様子を見ていたいんだ。だから、開けてくれ。