Cherish!!
「楓」
「心…」
心は楓に合図をし、早紀から少し離れた場所に移動することにした。
心は何か言葉をかけようかと思ったが、うまく話せないでいた。
「…早紀、大丈夫?」
楓が先に口を開いた。
「…ああ、大丈夫だ」
「そう、よかった…」
「…楓が落ち込むことねぇだろ」
「…知らなかったの、早紀の気持ち」
「…」
「鈍感だよね、いつも近くにいたのに」
楓は心に背中を向ける。
「心」
「ん」
「あたしさ、あたし…」
肩がふるふると震えた。
「あたし、いなかったらよかったのかな?」