プロポーズ
次の日の朝が来た。
こんなところでない出る場合じゃない。
僕は一睡もせずに、朝海がいる病院へ向かった。
朝海の口からまだ何も聞いていない。
僕は弱虫だ。
あの場で逃げ出すなんて、朝海はきっと傷ついたに違いない。

朝海には僕しかいないのに、僕が逃げちゃいけない。
でも、朝海何で僕に言わなかった?
心配かけるからか?
そんなのくそくらえだ。
どんな朝美だって僕は受け止める。
一緒に生きるんだ。
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