プロポーズ
「だから、昊くん。」

「ん?」

「一緒に死んで?」

と朝海は涙をためながら、僕の目を見ていった。

「いいよ。」

と、僕は穏やかに返事をした。
だって。朝海のいない世界は僕にも考えられない。

「僕もあの世へ行くから、そこで結婚しよう?」
朝海に言った。
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