真逆な双子と恋愛三角関係




朝起きて

リビングに行くと珍しくリコがまだ朝ごはんを食べていた。


あれ、いつもならもう家を出る時間なのに。


「あ、リンおはよ〜。
今日は朝の部活ないんだ〜。
下準備しなくていいからね。」


あ、なるほどね


「ふーん」


薄い返事をして私も朝ごはんを食べる。


…って事はリコと一緒に登校しないといけないの?


そう思ってリコをチラッと見たとき

リコはケータイをいじりながら
パンを食べていた。


お母さんがいないからって
そんなことして…


お母さんにバレたらすごく怒られる。



そんなとき、お母さんがリビングに入ってきて、リコの方をジロッとみる。


だけど何も言わなくてビックリ。


私がするとすごく怒って一週間ケータイ没収とかなのに。


そんな小さなことにイラッとしながらご飯を食べているとリコが「あっ」と何か思い出したように声を上げた。








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