Sweet Lover
でも、あいつらは根が無邪気なのか計画性がないのか、単に俺のことを酷く仲のよい大親友だとでも思っていたのか。

妊娠し、結婚してからもしょっちゅう三人で遊んでいた。
もっとも、俺はとある事情で彼女をとっかえひっかえして学生生活を謳歌していたから、四人で遊ぶこともしばしばだったが。

それが、さらに一人。
小さな命が増えたのは、まだ花冷えのする三月のことだった。
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