WiSΗ

叩かれまくるあたし。

寒いせいか
あまり感じない。

ただ心がないような
感じがするだけ。

練習を終わらせ
あたしに怒こるお父さんをよそに
ただ外を見た。

いつもなら家に帰るけど
今日は
お父さんとお母さんが働いている店に
いった。

店といっても
車屋さん。

お父さんが社長で
お母さんがパート。

一応、自営業。

1人雇ってる人がいる。

メガネをかけてて
すごく明るい人。

店には
練習場から
2分くらいでつく。

本当に近い。

時間はすでに
12時をまわってた。

「ご飯買いに行くよ。」

「あたし行かない。」

「お父さんと喧嘩?」

「何でもいいから弁当。」

店の中には
従業員とあたしだけ。

とくに話すこともなく
時間が過ぎていく。

―ピロリン

電話がなってる。

それは従業員の
携帯で…

忘れてた。

メール


お兄ちゃんからのメールだった。

お兄ちゃんからのメールなんて
ほとんどない。

だから少し
びっくりした。




元気?




内容は
たったそれだけ。




元気じゃないよ




お兄ちゃん何したいんだろ?

そう思いつつ
お兄ちゃんからメールが来て
すごく嬉しかった。
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