WiSΗ

家に帰るまで車で40分かかる。

乗り物に弱いあたしにとっては
地獄のtime。

ようやく家につく頃には
車内で爆睡。

あたしに寄りかかって寝てた
健人を起こそうとして
あたしは
健人を揺らした。

―バシッ

???

なぜに?

あたしはなぜか
叩かれた。

じわじわと
浮き上がってくる
怒り。

あたしは
健人を殴りたくなったけど
我慢した。

あたしが車から
降りて扉を閉めたとき

―っ!

健人の足が
飛んできた。

逃げようと
思ったけど
後ろは車で
逃げれない。

気づいたときには
靴を履いた足は
あたしの顔に
直撃してた。

あたしは
もう我慢できなかった。

「ふざけんなよ!」

あたしの怒りは
限界をはるか越えていた。

健人は
一気に顔を青ざめた。

だけど
あたしにもう一発
蹴りをいれようとしてきた。

あたしは右すねで
攻撃を止めた。

だけど
さすがは
弁慶の泣き所。

正直痛い。

だけど
それ以上に…

「止めなさい!」

健人の前に
立っている
お母さん。

何でよ?

「あいつが悪いんじゃん。」

「あんたは女の子でしょう?」

なにが関係あんの?

「まじうぜーんだよ!」

どうせまた
あたしが悪いんでしょ?

もう分かるよ。

「うぜー。まじ失せろ!」

「女の子なのにしゃべり方!」

そんなの
関係ねーっての。

「まじお前きも!」

あたしは家の中に
入ろうとすると
あたしの背中に向かって言ってきた。

なのに怒ろうとは
しないんだね。
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