WiSΗ

なんか
超めんどい…

何のために
学校行くわけ?

勉強?

どうでも
いいんですけど。

「うっわ。美優ちゃんあれ!」

「ラブラブじゃん。」

そこには
あの女子と鈴村。

超顔近いんですけど…

「葵ちゃん彼氏いるのにね。」

「鈴村が垂らしなんだよ。」

葵ちゃんが
あのれいの女子。

まじ鈴村が
うざいってか
なんて言うかさ。

ドキドキしてた
あたしがバカみたいじゃん…





「美優ちゃん!」

「ん?」

指さされた方を向く。

葵ちゃんと
鈴村が
ご飯の入ってた
箱みたいなやつを
2人で
持ってた。

しかも
2人とも
幸せそうだし。

ってか
もう
みんな幸せになっちゃえ。






あたしって
バカすぎる。

自分から
もう話しかけないでって
言ったのに
本当に
話しかけてくれないから
悲しくなる。

態度が
冷たいし…







ちょっと前までは
空が近くに見えてた。

今は
限りなく遠いって
わかるよ。

いくらがんばって
手を伸ばしても
空は
近づいてくれないから。
< 178 / 222 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop