WiSΗ

「りっちゃんの一方的な想いだよ。」

やっとでた言葉。

「そうかな…。」

頷いた。
何度も。

「聞き間違えだよ。何かあったらあたしのとこに入ってるよ。」

あたしは
結構情報がくる。

だけど
あたしの興味なさそうなことは
言われても
覚えてないけど。

「授業始まるから戻るね!」

そして
あたしたちは
別れた。

調べてみたけど
やっぱり
何かの勘違いだったらしい。

倫紀はそれをきいて
よかったーって
泣いた。

人を愛すのもいいかも
しれない。

だけど…。

無理だ。


「なんで梶山って彼氏つくらんの?」

横には
同じクラスの男子がいた。

「付き合いかたとかわからん。」

「梶山ってさー今、結構もてるやろ?」

「別に…。つかいきなり何?」

「今告白されたら付き合う?」

みんなあたしみたいな
経験してないから…。

「わかんない。」

「梶山もいつかきっといい人見付かるよ。」




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