もう少し早ければ…


っっあそっか…最初から全部聴かれてたんだ

私はその場に居たくなかった…だから支度が終わったカバンを手に持って

急いで教室を出ようとした…

そしたら腕をつかまれた…

その腕をつかんだ手を見てから、顔を見るために顔を上げた…

そこは、やっぱり思ってた通り…



千葉君だった…

彼の顔を見た瞬間

申し訳ない気持ちでいっぱいだった

だって先輩が好きといって千葉君と付き合ってるから

同士でもってそこには居たくなかった

先輩には聞かれる今カレにも聞かれた

吹っ切らなきゃだめってわかってる

…あれ?でもなんで三人いるの?

レオンは、幼なじみ

先輩は、好きな子がいて

千葉君は?

と思いながら頬を書いた私に

ユカリは、


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