不老不死な王子さまの話
「はぁ!?
森の奥の城に行けってどういうこどだよ!?」

俺は、親に森の奥の城に行けと言われた

「大丈夫だ。お前なら家事をこなせるだろう?」

「そうよ、ヴィオラ
あなたはなんでもできるからきっと大丈夫よ。」

確かに、俺はだいたい身の回りのことはできる・・・

・・・が、それとこれとは全く別だ

「あそこは、バケモノがいるからって誰も森に近づけなかったじゃないか!
なんで俺がいかなきゃいけねぇんだよ!?」

・・・バシッ

そのとき親父が俺の頬を叩いた

「いままで育てやった恩をあだにするつもりか!!
この、親不孝めが!」

・・・あぁそうだったのか

こいつらは俺の親なんかじゃない。

ましてや最初から俺を森に入れるつもりだったのだ

そうか、























俺は生まれた頃から





























こういう運命だったのだ
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