病弱女子とイケメンDoctor。2
陽菜「…」



私は、まだ喋れる状態じゃなかった。



裕也「これなにって聞いてんの。まさか着てたわけじゃないよな?」



陽菜「…」



裕也「着てたんだ?へぇー、だから熱中症なんかになったわけだ?」



陽菜「…」



裕也「あのさ、俺いつも何かあれば言えって言ってるよな?でも、今回もまた隠した。陽菜は、そんなに俺を困らせて何がしたいわけ?実際陽菜も黙ってて辛いんだろ?そんなに俺頼りない?」



陽菜「ちがっ…ケホケホっ…」



裕也「もうさ、いい加減にしてくれない?隠すのも。」



陽菜「グスッ…」



裕也「ほら、すぐ泣く。もう高校生だろ?いい加減自己管理ぐらいできるようになってください。」



陽菜「グスッ…ヒック…ケホケホっ…」



裕也「わかった?」



私は怒られたのと裕也が怖すぎて何も言えなかった。
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