私と、総長と、幹部候補の三角関係。
「それよりさぁ。なんで、髪切って染め直したの?」
『あ“?』
あら、機嫌が悪いのね。
『お前が似合ってないって言っただろうが。』
クシャって、せっかくキメた髪の毛を崩す。
そう言えば、そんなこと言ったな。
でも、本当に切って髪の色まで変えるなんて!?
しかも、昨日の今日だよ?
「切らなくてもカッコよかったのに…。」
ポロっと出た言葉を抑えることもしなかった。
本当のことだし。
『はぁぁ!?何それ!』
困ったように笑いながら、下を向いた遼。
『ずりぃ。』
そんな声は私には届かなかった。