私と、総長と、幹部候補の三角関係。



『真里亞。これからはずっと一緒だ。』


真里亞さん!?このとてつもなく綺麗なお人が!?



拳さんはツカツカと真里亞さんの所まで行くと彼女の頬を手で包み込んで




『心配かけてごめんな。』


目尻にそっとキスを落とした。


その途端、下から聞こえるブーイング。


『彼女がいるからって良い気にならないでください!』



『俺だって彼女作れます!』



『俺が彼女できないのはこの顔のせいで性格は最高です!』


顔がとてもかっこいい拳さんに対しての反抗の言葉だろうか。


いつの間にか下は、拳さんを笑顔で送り出そうと笑いに包まれていた。


『お前ら俺がいなくなって寂しいのか!それと、真里亞は彼女じゃねぇ!俺の嫁だー!!』


左手薬指にはめた指輪を拳さんと真里亞さんが下に見せつける。

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