私と、総長と、幹部候補の三角関係。


自分の机につくと後ろの席の男の子が声をかけてきた。

『君、すごいね!あの、龍岡さんに声を掛けれるなんて。』

意味不明な言葉をいう。

『だって、あの人…王牙(オウガ)の時期幹部候補だぜ?』

は?なに?王牙って?

『その顔、王牙知らないの?有名だよ?』

私、そういう流れ疎いんです。

『王牙は最近出てきた族で今の総長は恐ろしいほど強くて、その人の顔を見た奴は闇討ちに合うんだって。簡単に言えば総長はトップシークレットってところ。』


なるほど…。まぁ、私とは一切関わりのないことだから大丈夫!

「はーい。これからHRを始める。」




それからは何も変哲もないHRが続いて私達は他の学年より早く解散となった。

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