私と、総長と、幹部候補の三角関係。
「先輩……。」
先輩の顔を見ると弱音が出てしまう。
先輩にとっても大切な大会の前なのに、今の私には余裕がない。
『酷くなっているのか?』
私は少し頷く。
先輩が私の頭をなでる。
涙が出てくる。必死にこらえていた涙が。
「私、もうやだ!」
辛い。なんで私が……!
『大原。何かあったら俺を呼べ。辛いことがあったら俺に吐け。』
そう言って先輩は私を抱きしめた。
私にとって、その休憩の時間は唯一落ち着ける時間だった。