桃の姫〜最強姫の愛した族〜
な・ん・でっ!!


こんなところに龍哉と光汰、そして玲也と麗がいるの?!


この時間ならいつも倉庫にいるはずなのに…。


白龍って知っていたら止まらなかったのにな〜。


なんて後悔しても遅い。


今はこの場をどうするか。


玲也と麗は私が桃姫と知らないけど、多分私だって気づくだろう。


だけどあの2人のことだから、私が困るようなことはしない。


問題は龍哉と光汰だ。


フードを被っていれば顔は見えないが、いつ顔を見られるかわからない。


顔を見られてしまえば、私が柚瑠だと気づかれてしまう。


そうなると、守るどころじゃなくなるんだろうな〜。


はぁ…素直に倉庫に泊まれば良かった。


もう遅いけど。


それより白龍はどうでる?


桃姫ってこと、もう気づいたんでしょ?





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