桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「仕方ないじゃん。カツアゲされて、そこにきたのが白龍だったんだから」


「亜柚菜をカツアゲとか勇気あるよね」


悠里さん、それはどういうことでしょうか。


「その後なぜか倉庫に連れて行かれたんだよね」


この言葉に、2人はさっきよりも目を見開いた。


「え、倉庫!?」


「それ大丈夫だったんですか!?」


「ま、まぁ、大丈夫って言ったら大丈夫だったけど…」


2人の剣幕に私は後ろへと下がる。


いや、それほど2人の剣幕が凄すぎてね。


「けど?」


「…仲間になれって」


「「はぁ?!」」


うわっ、そんな大きな声で叫ばないでよっ。


耳痛いから!


「で、亜柚菜はなんて答えたの!?」


「まさかオッケーしたんじゃっ!」


ちょっ、2人共落ち着いてよ…。


どこで誰が聞いてるのかわからないんだし。


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