桃の姫〜最強姫の愛した族〜

ヒーロー

でも普通にヤったらつまんねぇ。


どうしてやろうか。


とりあえず、俺の方が強いのを見せつけるか?


んー、それもつまねぇな〜。


何か他にねぇかな?


「よそ見してんじゃねーよ!」


いきなり飛んでくる拳。


はぁ…。


ヤるしかねぇか。


そう思い、拳を受け止めようと右手を上げたが…。


「はっ?」


「なっ!!」


「どーも☆」


男の拳は俺の手ではなく、光汰の手によって受け止められた。


こいつ…今になってきたし!


くるならもっと早めにこいよ!


てか、どーも☆って何!?


さすがチャラ男ってか?!!


「…なんでいんの?」


「ヒーローは遅れてくるものやでとか言ってみるわ☆」


…ぶっ飛ばしていいだろうか?


「んで、これはどういうことなん?」


「どういうことって、見たまんま」


見たまんま。


つまり、喧嘩売られてます。


ってか、脅しに入るのか?



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