信じてたよ
出会い
うー、さむ…
やっぱ今日はこない方が良かったかなぁ…
眠たいし、かーえろ…
そう思って後ろを振り返る。
…はずだったのだが
─バフっ!!!!
「っぶっ!!!!」
「うわあっ!」
な、何?!
「ってぇっ!」
どーやら、誰かにぶつかったらしい。
「何すんだよ! 」
何すんだよっはこっちのセリフよっ
と顔を上げるとびっくりした。
だってそこにいた男はすごくキレイな奴だったから。
切れ長の二重に高い鼻、薄い唇にほどよく焼けた肌。
ってか、身長高っ!
一体何センチあんのよ。
あたしはチビだから158センチぐらいしかないけど、コイツ、あたしより20センチはでかい。
それで、思わず、
「ゴメンなさい 」
と謝っていた。
え、謝っちゃったよ私。
ま、いっか。
と、またイケメンさんをみると固まっていた。
それで思わず
「だいじょーぶですか?」
と、声をかけると、「あ、あぁ」
と、復活した。
よかった…!
(はぁ、今度こそ帰ろ。復讐のこと考えなきゃだし、特にるいちゃんだよね。人の彼氏奪いやがってほんと許せないんだから…!!)
あ、やばいここで怒り爆発しちゃいそうだ。
そ〜なる前に帰らないとね。
と、歩き出すと、
「復讐がなんだって?」