悪魔とあたし



そう言うと優斗は少し笑った



―ザワザワ…―



「え…優斗…ここって…」



「あぁ。
婚約なんか取り消してやる。」



「でもっ…みなみさんは……」



「俺は藍海しかいらねぇ」



そう言う優斗の強い目を見て藍海は自然に抱き着いた



「ありがとう…
あたしも…だから…」



「あぁ…知ってる。」



そして扉を開けるとざわついていた会場がますますざわついた



「神谷さん!
どうゆうことですか?」



「お話聞かせて下さい!」



優斗は押し寄せて来る報道陣を無視して司会のマイクを取り上げた



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