Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
「化粧水はつけてる?」
寝起きのせいか、少し掠れた声で海司が言った。
「あー、うん。ベースも塗ってある」
「そうか」
そう言って、化粧ポーチのファスナーを開ける海司。
「じゃあ、ファンデからな」
ファンデーションのパウダーをスポンジにつけて、自分の手の甲で余分な粉を払う海司。
トンと、私の頬にスポンジが優しく置かれた。
「顔の中心から外側に伸ばすんだ。
ちょっとの量でいい。薄付きの方が崩れにくいから」
「ふぅん…」
「じゃあ、目閉じて」
私は海司に言われるまま、そっと瞼を閉じた。
「目の周りは皮膚が薄いから。
ここは優しく叩くように馴染ませる」
そう言って海司が軽いタッチで、目元にファンデショーンをのせた。
「もういいよ、目を開けて。
次は鼻。
ここは皮脂で崩れやすいから、ここも薄付きで軽く叩くようにしてつけるんだ」
私の姿の海司がしていたメイクは、ちゃんとカバーしているのに自然な感じだった。
なるほど。
場所によっても、ちゃんと塗り方を工夫していたのね。
さすがは、完璧主義な海司だ。
寝起きのせいか、少し掠れた声で海司が言った。
「あー、うん。ベースも塗ってある」
「そうか」
そう言って、化粧ポーチのファスナーを開ける海司。
「じゃあ、ファンデからな」
ファンデーションのパウダーをスポンジにつけて、自分の手の甲で余分な粉を払う海司。
トンと、私の頬にスポンジが優しく置かれた。
「顔の中心から外側に伸ばすんだ。
ちょっとの量でいい。薄付きの方が崩れにくいから」
「ふぅん…」
「じゃあ、目閉じて」
私は海司に言われるまま、そっと瞼を閉じた。
「目の周りは皮膚が薄いから。
ここは優しく叩くように馴染ませる」
そう言って海司が軽いタッチで、目元にファンデショーンをのせた。
「もういいよ、目を開けて。
次は鼻。
ここは皮脂で崩れやすいから、ここも薄付きで軽く叩くようにしてつけるんだ」
私の姿の海司がしていたメイクは、ちゃんとカバーしているのに自然な感じだった。
なるほど。
場所によっても、ちゃんと塗り方を工夫していたのね。
さすがは、完璧主義な海司だ。