Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
たとえ反則でも
次の日の月曜日。


私は重たい足取りで学校へ向かった。


教室に着いたはいいけど、なんだか入りづらい。


海司はと言うと、今日は学校へ来るまで姿を見ることはなかった。


教室のドアの前で、ハッと短く息を吐くと。


意を決して、ガラッと扉を開けた。


「あ、花音。おはよー」


「おはよー、かのーん」


いつものように明るく出迎えてくれる友人達。


私は笑顔で教室に入った。


自分の席に着くと、辺りをキョロキョロと見渡した。


恵介君もいないし、海司も唯もいないみたい。


なんだかホッとしていていたら、しばらくして誰かにポンと肩を叩かれた。


「おはよっ」


「お、おはよ…」


私の後ろに立っていたのは、唯だった。


「今日も寒いねー」


そう言って、私の席の前に座る花音。


「見てよー。手袋忘れて来たから、手が真っ赤だよー」


唯は、自分の手にはぁっと息を吹きかけた。
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