Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
3日間休んだ後、ついに俺は学校に行く事になった。


花音として学校に行くのは初めてだ。


「うーむ…」


うまくごまかせるんだろうか。


不安は拭えないけど、俺は意を決して教室に入った。


「かのーーーーん!」


!!!


突撃してくる女子集団。


怯んだ俺は、思わずドアに後退りした。


「心配したよー」


「もう大丈夫なのー?」


「頭打ったんでしょー?」


「ちょっと花音、痩せたんじゃない?ちゃんと食べてるのー?」


ちょっ、何?


なんなんだ?コイツら。


あぁ、そうか。


花音の友達か。


コイツ、やたら女友達が多いんだよな。


「ねぇ、立花君はどうなの?意識不明だって聞いたけど」


急に俺の名前が出て来たから、ドキッと心臓が跳ね上がった。


「あ、うん。ちょっと大変なことになってる」


「そうなんだ…。早く回復するといいよね…」


意識はここにあるんだけどね。


肉体の方はどうなっちゃうんだろ…。


「あの…、美倉さん」


聞き慣れた声に振り向くと、俺の後ろに恵介が立っていた。


『よう、恵介』と言いかけて、あわてて言葉を飲み込んだ。


「お、おはよう、佐野君」


うおーっ!


あぶねーあぶねー。


「あの、海司の様子は?」


恵介、心配してくれてんだな…。


「まだ意識不明なの。

家族以外面会謝絶だから、行っても会えないんだ」


「……そっか」


恵介、俺はここにいるぞー。


って気づくわけねーだろうけど…。


「とりあえず、美倉さんは無事で良かったね」


「うん、ありがとう」


そう言うと恵介は、寂しそうに自分の席へと戻って行った。
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