アナタと私の契約書。
女なんてウザイだけ。



これが今まで学んだ女についてのすべてだ。


毎回毎回オレの周りをちょこまかとついて来たり、人のものをとるし、近くでキャーキャー騒いだり。


どうせ、転校生もそんなもんだろ?ったく・・・・




『っておい!!見ろよ、修也<しゅうや>っ!!』



「んだよ、ケイ」


ちなみに俺が修也でこの親友がケイ。親友で仲はいいが・・・この通りだ。




『校門の前で立ってる子、ちょー可愛くね?!』


校門の前・・・・?









確かに、一人立っている。さらさらの巻いてある髪、背はちっさくて150ちょっとぐらいしかないんじゃね?ってくらいなのに、小顔。





そいつを見た瞬間、なぜか顔が赤くなった気がした。


『なぁなぁ、転校生ってあの子かなぁ?そうだといいなぁ~~~・・・・♪』


「あっそ・・・・」

俺は、赤くなったであろう顔をかくすため、そっけなく返事をした。




『オマエはほんとに女に興味ねェな~』

後ろで笑うケイの声が聞こえた。



_________________



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