君と私の5年間。

まだ別れて1ヶ月もたってない私たち。

ましてや、隣の席になろうものなら....気まずい雰囲気が流れるのは目に見えてた。

確かにLINEでは奏人と話すけど、リアルでそう話せるかと言われれば、微妙と言わざるを得なかった。

そして方向音痴な私は教室になんとかたどり着き、座席表を見た私はもう絶句した。

なんと、私の右斜め前が奏人だったんです。

つまりは、班も一緒。そして、授業中は嫌でも目に入る。

.....神様、これでも私に奏人との恋を忘れろと....?

ただでさえ入学初日。教室には知らない顔ぶれが揃う日。
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