私の彼氏は最低浮気男ですが?


『おはよー』
『おはよ!』


学校に行くといつもより遅くなったせいか人が多かった。


「この時間帯って人多いよね」

思わず声に出すと奏斗がいきなり笑い出した。


「な、なに笑ってんのよっ!失礼なやつっ!」


軽く奏斗の肩をたたく。


「悪い悪いっ!…なんかそんなことを真顔でいうから莉子らしいなって思って…ぶははっ!」


今だ笑い続ける奏斗に呆れて手を引っ張りながら玄関まで歩いた。
< 14 / 123 >

この作品をシェア

pagetop