裏道万屋の事情
『あいつ、前橋 諒は今もだけど学校ずっと一緒でー…あ、でもその前から家の空手道場に通ってたから、まぁいわゆる幼なじみ…かな??』

「ふぅん…。」

『………。』

「………。」



ぇえっ……?!

何ですのんっ??!!
この空気!!!!!!

別にあたし何もしてないんですけど???!!!



「菜子はさ、」



いきなり嵐が口を開く。















「…その人に…恋、してるの??」















………(゚Д゚)………。


……What did you say……??















『ぶっ、は…はぁあっ??!!』


どうしたぁあっ??!!
どうしちゃったのこの子っ!!!!!!

予想外の質問に焦りまくるあたし。



『別に諒はただの友達だから!!そんな風に思ったことは一度も無いよ。』



これはマジでウソじゃないよ、うん!!!!!!



「……そう。おやすみ。」

『はっ???!!!』



嵐はさっきの海の時同様、何事も無かったかのように自分の布団へ入った。


ちょっ……ちょっと??!!

一体何な訳っ??!!



『〜〜〜〜〜〜〜〜…。』

























その後――

嵐の変な質問のせいですっかり目が冴えてしまったあたしが眠れなくなったのは言うまでもない………。



教訓 11... -end-
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